坂本 那香子

石川県七尾市出身。1998年米国ミネソタ州マカレスター大学卒。2001年一橋大学経済学研究科修士課程修了し、アーサー・D・リトル(株)入社。二度のシンガポール勤務や約10年の管理職経験を経て、2019年7月に退職。2020年11月に「六月の村ソーシャルワーカーズ株式会社」を立ち上げる。現在、代表取締役を務める。

あいさつ

こんにちは。「六月の村ソーシャルワーカーズ」代表を務める、坂本那香子です。

誰もが暮らしの中で楽しく年老い、安らかに最後を迎えられる環境

をテーマに、私はこの六月の村を立ち上げました。


私たちの理念

シニアの「ために」から   
    シニアと「ともに」

「実は、高齢者こそオンラインと相性がいい」を合言葉に

シニア向けオンラインコミュニティ「六月の村」は、日本全国だけではなく、世界各地に住む日本人シニアとともにオンラインでのつながりを育んできました。例え何歳になっても「繋がりたい」「伝えたい」「学びたい」という気持ちを諦めなくても良い社会を私たちは見つめています。

「六月の村」に込められた想い

「六月の村」という名前は、茨木のり子さんの詩、「六月」からいただきました。
もしかしたら、小学校の教科書でこの詩を読んだことのある人がいるかも知れません。

「六月」 茨木のり子

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

「どこかに美しい村はないか」と繰り返されるその場所で、きっと人々は、畑作業をしたり、子どもに将棋を教えたり、誰かのお猪口にお酒を注いだりしているはずです。そして、ゆっくりと年老いて、やがて順番がきたら、暮らしの中で自然に最期を迎えていくことでしょう。生活の楽しさが、生活の面倒くささをほんの少しだけうわまわっている、そんな美しい世界が、この詩から伝わってきます。